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猫の腰椎欠損症

 脊椎(背骨)は、頸椎・胸椎・腰椎・仙椎・尾椎から構成されており、その中で腰椎(腰の骨)の数が少ないことを腰椎欠損症といいます。

 普通、猫の腰椎は7個ありますが、腰椎欠損症の猫は1個足りず、6個しかありません。日本在来種の尾の短い猫の約30%が腰椎欠損症といわれています。腰椎欠損症で問題になるのは、神経障害です。

 腰椎の中には、脊髄神経が走っており、そこから神経の枝が各臓器に分布しています。腰椎欠損症では、脊髄から枝分かれする神経が、欠如しています。そのため、本来なら神経支配されている領域の機能がこの疾患では低下し、麻痺をおこします。

 症状は、後ろ足の歩き方がおかしかったり、踏ん張りがきかずふらついたり、腰が立たなくなるものから、便秘や排尿しにくいなどの症状が伴います。

 診断はレントゲン検査で簡単にできますが、特別な治療法はなく、症状に応じ治療が試みられます。ただし、腰椎欠損症の猫のすべてがこの症状を示すわけではなく、約3割が症状を現します。

 


    コ ラ ム