
食欲の秋?
9月、秋の足音と共に異物の誤食が続きました。
元気のない顔をした中型犬、食欲もありません。
嘔吐が断続的に3日続いています。4日目にバリウム検査をしましたが、バリウムが腸から流れず、腸閉塞を起こしています。
開腹したところ、腸が真っ赤に腫大し、たどっていくと大きな塊が腸の中で動かなくなっていました。その閉塞部より後は全く腫れのない正常な腸です。きっと異物を出すため腸が何とか一生懸命動いていたのでしょう。異物の正体は桃の種でした。
そして数日後には、梅干の種を飲み込んだ小型犬。
飼い主さんが飲んだところを見ていました。すぐ来院し、嘔吐させましたが出ません。腸に流れていったのでしょう。腸を通過するかしないかは微妙な大きさです。
閉塞した場合の症状などを話し、帰宅しましたが、その夜は頻回の嘔吐があったようです。
翌日より嘔吐も止まり、翌々日には梅の種が便と共に出ました。本人も頑張り、やっとの思いで腸を通過したのでしょう。排泄されて良かったと思います。
さて、最後は円盤状のプラスチックを飲み込んだ中型犬。
もしかしたら飲み込んだかもしれないという話でした。最初は様子を見ていましたが嘔吐があるとのことでバリウム検査をしたところ、腸での閉塞は無さそうです。胃に停滞している疑いもあったので、後日胃カメラで調べたところ、確かにプラスチックが胃内にあり、胃カメラで摘出を施し、翌日より元気になりました。
桃の種が出てきたときには「桃の季節も終わりに近づき、もう秋、次は柿の種なんて事に」と考えてしまいました。でも、このような食欲の秋はあまり好ましくないかもしれませんね。
コ ラ ム