
火 災
火災に遭って…
火災は、生命や財産を一瞬にして奪い去ってしまいます。
今までに火災により来院した動物は数件ありました。現在も火傷の猫が入院しています。数年前、火災で来院したパグ犬がいました。
昨日の火災で人は逃げ出すことはできましたが、このパグ犬だけが取り残されてしまいました。火や煙がまわる中どうしていたのでしょうか。部屋の隅へ行きおびえていたのかもしれません。勇敢な消防士さんがこの犬のために部屋に入り、助け出してくれたそうです。
来院時には、ひげが少し焼けてちぢこまり、身体からはこげたような臭いが鼻をつきました。ゲフゲフと咳をし止まりません。幸い大きな火傷はなかったのですが、火災では火傷だけではなく、煙吸入傷害を伴います。
このパグ犬も寿命を全うするまでの間、喘息のような咳が続きました。現在入院中の火災に遭った猫も状況は似ていますが、今では火傷も治り、元気になってきています。
この猫が助け出されたのは火事の後だったと聞き、炎の中・煙の中、よく頑張ったね、とほめてあげたいと思います。
コ ラ ム