
ウサギの食べ物はワラ
現代のペットとしてのうさぎは、小型のダッチ種や耳の垂れたロップ種が主体です。家で飼われたウサギは家の環境になじみ、人のスナック菓子やウサギ用のおやつ・ビスケットなどを多食している例が目立ちます。
病院を訪れるウサギのほとんどはワラをあまり食べていません。ウサギの歯は高繊維質の草を食べられるようによく発達し、横方向に草をすりつぶすように動きます。ウサギの歯は前歯も奥歯も伸びるので、この動きにより歯をすり減らしています。
またウサギは毛を舐めグルーミングをします。これにより胃に毛球ができやすくなります。ワラのような繊維質を摂れば毛も一緒に流れます。ウサギがワラをよくかめば、細かい粒子と粗い繊維に分かれます。粗い繊維は腸内を早く通過し硬い便となりますが、細かい粒子は大きな盲腸内をゆっくり流れ、軟らかい便となります。これにはビタミンBとKが高濃度に含まれ、ウサギはこの便を食べてビタミンの補給を行います。
すべての歯が全部伸びること、胃内に毛玉ができること、ビタミンを補給すること、この3つがワラを多食しなければならない理由です。ワラが少ない場合には胃腸が弱るでしょう。
コ ラ ム