
栄養不良と栄養過多
3ヶ月令の子猫、一人で部屋にいるとき、突然悲鳴を上げ動けなくなりました。心配で来院されましたが、下半身を痛がりよろめきます。
レントゲン検査では骨が薄く写り、骨形成不全になってました。育ち盛りに摂取している食べ物は、ささみ・魚・ご飯です、カルシウム・リン・ビタミンDのアンバランスな食事の代表です。若年性の骨粗鬆症とも呼ばれる病気に陥ってます。背骨や骨盤が少しづつ変形してきます、その時の激痛で悲鳴を上げます。
若令期のアンバランスな食事から来る病気は生涯持つことになります。去年7.4kgの10才の猫が5.5kgに、12kgの10才の犬が7.9kgに体重が減って来院しました。両方とも最近痩せてきた、尿が多いと不安を感じて来ています。インスリン依存型の糖尿病でした。
糖尿病は、膵炎やホルモンや遺伝に関連しています。どちらも平均体重の150%増しになっていたことを考えると、肥満が糖尿病の引き金になってるようです。毎日、インスリンを注射しなければならないので、自宅で飼い主さんが注射できるように、その方法から教え始めます。
最初は戸惑いながらも慣れない手つきで注射していますが、少しずつ上手になっていきます。動物は肥満を気にしてダイエットに取り組む意識を持っていません。与えられたものをお腹いっぱい食べていたのでしょう。それが幸せいっぱいと誤解していたのかもしれません。
よく遊んであげ、健康状態をよく把握してあげることが、たぶん彼らの幸せなのでしょう。
コ ラ ム